欧州会計検査院

欧州会計検査院(〔独〕オイロペーイッシャー・レヒヌングスホーフ(Europäischer Rechnungshof)、〔仏〕クール・デ・コント・ウロペアンヌ(Cour des comptes européenne)、〔英〕ユーロピアン・コート・オヴ・オーディターズ(European Court of Auditors))は、欧州諸共同体の会計検査機関。ルクセンブルクにある。

会計検査をつかさどる機関であり、欧州議会理事会欧州委員会欧州司法裁判所とともに主要機関(Hauptorgane)の一つとされている。

名称

現時点においては、条約のテキストなどでは、単に「会計検査院(Rechnungshof、Cour des comptes、Court of Auditors)」とされている。したがって、「欧州会計検査院(Europäischer Rechnungshof、Cour des comptes européenne、European Court of Auditors)」というのは本来通称であるはずだが、実際には、会計検査院自身が「欧州会計検査院」の呼称を好んで用いるため、半ば公式の名称となっている。

なお、欧州憲法条約においても、(「欧州会計検査院」ではなく)単に「会計検査院」とされた。

構成

各加盟国が1名ずつ会計検査院のメンバーを出すことになっている(欧州共同体条約247条1項)。現在の院長は、オーストリア出身のフベルト・ヴェーバー(Hubert Weber)。

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