ヴァルター・ハルシュタイン

© European Community, 2005

ヴァルター・ハルシュタインは、ドイツの法学者・政治家。法学博士。欧州経済共同体委員会初代委員長。所属政党はキリスト教民主同盟（CDU）。

1901年11月17日、マインツ（Mainz）生まれ。ボン大学、ミュンヒェン大学、ベルリン大学で法学を専攻。1925年、ヴェルサイユ条約に関する論文で法学博士号取得（ベルリン大学）。1929年、株式会社法に関する論文で教授資格取得（Habilitation）。1930年、ロシュトック大学教授。1941年、フランクフルト・アム・マイン大学教授。1942年には第二次世界大戦に参加し砲兵隊将校となるが、ドイツの戦況が悪化し、1944年には米軍の捕虜となり、合衆国ミシシッピ州に収容される。1945年、終戦により帰国。1946年、フランクフルト・アム・マイン大学総長。1948年、合衆国ジョージタウン大学客員教授。1950年、欧州石炭鉄鋼共同体設立会議のドイツ代表団長。1951年、外務次官（Staatssekretär）（1958年まで）。1958年から、欧州経済共同体委員会初代委員長。1967年まで二期つとめる。1969年から1972年までドイツ連邦議会議員。1982年3月29日逝去。