ルドルフ・スメント
ルドルフ・スメントという名前の著名人には、少なくとも同姓同名の者が4名いる。そのうち3名は、以下の通り、直系血族である:
- 1851年生まれのルドルフ・スメントは神学者である。
- 1882年生まれのルドルフ・スメントは、1851年生まれのルドルフ・スメントの子であり、国法学者・教会法学者である。
- 1932年生まれのルドルフ・スメントは、1882年生まれのルドルフ・スメントの子であり、神学者である。
1882年生まれのルドルフ・スメント
1882年生まれのルドルフ・スメント(カール・フリードリヒ・ルドルフ・スメント)は、ドイツの国法学者(憲法学者)・教会法学者である。1882年1月15日バーゼル(瑞)生まれ。いわゆる統合理論(Integrationslehre)を唱え、ヴァイマル期及び第二次世界大戦後の国法学界に大きな影響を与えた。統合理論によれば、統合こそが国家の発現形態であり(国家の動態的な把握)、その方法には次の3つがある:
- 人的統合
- 物的統合
- 作用的統合
弟子にホルスト・エームケ、コンラート・ヘッセなどがいる。1975年7月5日ゲッティンゲン(独)にて逝去。
〔書籍〕
- 国法論集(Staatsrechtliche Abhandlungen und andere Aufsätze):スメントの主要論文を収めた書籍であり、憲法研究者にとっては必携の書である。主著『国制と憲法(Verfassung und Verfassungsrecht)』も収められている。
- Die Integration des modernen Staates. Zur Aktualität der Integrationslehre von Rudolf Smend
- Die Integration von Einwohnern bei Gemeindezusammenschlüssen im Land Brandenburg. Ein Beitrag aus der Sicht der Integrationslehre von Rudolf Smend