ラテン語

ラテン語(〔羅〕lingua Latina)は、古代ローマの公用語。中世ヨーロッパにおいては「唯一の書きことば」となり、法的文書・学問的文書などで広く使用された。しかし、国民国家の成立により国語が尊重されるようになり、ラテン語の使用は極端に減少した。

欧州連合(EU)においては、各国の国語の多様性が尊重されており、言語を統一しようという方向性はないが、理事会が「CONSILIUM」、欧州司法裁判所が「CVRIA」、欧州会計検査院が「CURIA RATIONUM」のラテン語名称を象徴的に用いるなど、ラテン語は「ヨーロッパの共通言語」としての名残を残している。

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