欧州委員会

欧州委員会
© European Community, 2005

欧州委員会(独:Europäische Kommission、仏:Commission européenne、英:European Commission、伊:Commissione europea、蘭:Europese Commissie、西:Comisión Europea)は、欧州諸共同体の機関。現在、欧州連合の「機関」でもあるかどうかには争いがあるが、欧州憲法条約発効後は、名実ともに欧州連合の機関となる予定である。

大雑把なたとえを使えば、EUにおける欧州委員会は、おおよそ、日本国における内閣に相当する機関であると考えれば分かりやすい。しかしながら、EU立法における提案権を独占し、また、欧州司法裁判所において加盟国を訴追する権限を持つなど、EU独特の国制を反映した重大な相違もあることに留意すべきである。

独自の官僚機構を備え、この官僚機構を含めて欧州委員会と呼ぶことも多い。

沿革

高等行政庁

欧州委員会の起源は、欧州石炭鉄鋼共同体の執行機関である高等行政庁(Hohe Behörde)である。これは、初めての「超国家的(supranational)」な国際組織の機関である。

その後設立された欧州経済共同体・欧州原子力共同体も、執行機関として委員会(Kommission)を有していた。

合併条約により、欧州委員会は、三共同体の共同機関となった。

歴代高等行政庁・欧州委員会

欧州石炭鉄鋼共同体

  1. 1952年~1955年:モネ高等行政庁
  2. 1955年~1958年:マイェール高等行政庁
  3. 1958年~1959年:フィネ高等行政庁
  4. 1959年~1963年:マルヴェスティーティ高等行政庁
  5. 1963年~1967年:デル・ボー高等行政庁

欧州経済共同体

  1. 1957年~1962年:第一次ハルシュタイン委員会
  2. 1962年~1967年:第二次ハルシュタイン委員会

欧州原子力共同体

  1. 1958年~1959年:アルマン委員会
  2. 1959年~1962年:イルシュ委員会
  3. 1962年~1967年:シャトゥネ委員会

合併条約後(三共同体共通)

  1. 1967年~1970年:レ欧州委員会
  2. 1970年~1972年:マルファッティ欧州委員会
  3. 1972年~1973年:マンスホルト欧州委員会
  4. 1973年~1977年:オルトリ欧州委員会
  5. 1977年~1981年:ジェンキンス欧州委員会
  6. 1981年~1985年:トルン欧州委員会
  7. 1985年~1989年:第一次ドゥロール欧州委員会
  8. 1989年~1993年:第二次ドゥロール欧州委員会
  9. 1993年~1995年:第三次ドゥロール欧州委員会
  10. 1995年~1999年:サンテール欧州委員会
  11. 1999年~2004年:プローディ欧州委員会
  12. 2004年~現在:バローゾ欧州委員会

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