単位法律関係

単位法律関係は、国際私法規範(牴触法規範)における要件の一つである(もう一つは連結点)。ドイツでは、連結対象(Anknüpfungsgegenstand)と呼ばれることが多い。

国際私法規範は、単位法律関係ごとに異なった連結政策を採用している。逆に言えば、ある連結政策に適する法律関係を一まとめにして単位化したのが、単位法律関係であるといえる。したがって、「問題となっている生活関係は、どの単位法律関係に包摂されるのか?」というのが、牴触問題の解決に向けたスタート地点となる。

スタート地点とはいっても、どの単位法律関係に包摂するかにより、連結点が決定してしまい、結局結論を左右することになるため、この点を巡って争いが生じる。したがって、単位法律関係に関する解釈論が発達することになる。単位法律関係の解釈問題として特に重要なものは、性質決定(法性決定)の問題、先決問題、適応問題の三大問題である。