ロマーノ・プローディ
© European Community, 2005
ロマーノ・プローディは、イタリアの経済学者・政治家。元ボローニャ大学教授。元イタリア首相。元欧州委員会委員長。
ロマーノ・プローディは、1939年8月9日に、イタリアのスカンディアーノ(Scandiano)で生まれた。父母ともに学者だった。
1961年、カトリック・ミラノ大学(Università Cattolica di Milano)法学部卒業。その後、さらにミラノ、ボローニャ、ロンドン・スクール・オヴ・エコノミクスで学ぶ。1963年、ボローニャ大学政治学部助手(assistente)。1966年、同助教授(professore associato)。1971年から1999年まで同正教授(professore ordinario)。
1978年から1979年まで、ジュリオ・アンドレオッティ(Giulio Andreotti)内閣産業大臣。1995年には、中道左派の大同団結である「オリーヴの木(Ulivo)」の首相候補となり、選挙に勝利して1996年にイタリア首相となる。財政改革を行ってイタリアの欧州通貨連合参加を可能にするが、1998年に信任投票が否決され辞任。
1999年、ジャック・サンテール委員長の後任として欧州委員長に抜擢され、2004年の任期満了までつとめる。2003年には爆殺未遂事件が起こるが、幸い怪我はなかった。