レフ・カチンスキ
Lech Kaczyński
レフ・カチンスキは、ポーランドの政治家。政党「法と正義(Prawo i Sprawiedliwość)」所属。同党党首ヤロスワフ・カチンスキ(Jarosław Kaczyński)とは、双子の兄弟。
1949年6月18日ワルシャワ生まれ。1972年ワルシャワ大学法学修士。1976年グダンスク(グダニスク、ダンツィヒ)大学法学博士。その後、法律家として活動。
1980年、レフ・ヴァウェンサ(ワレサ、Lech Wałęsa)によって自主管理労働組合「連帯」が組織され、1981年にはカチンスキもグダンスク造船所のストライキ参加者のアドヴァイザーとなる。国内は内戦状態となり、1982年までカチンスキは拘留される。
1989年2月には、当局と「連帯」の間で融和のために円卓会議が行われ、カチンスキはそのメンバーとなった。円卓会議により、同年4月に「連帯」は合法化され、同年6月の選挙でカチンスキは上院議員に当選。「連帯」は、上院(Senat)100議席中99議席をとって圧勝した。
1990年、法学教授就任。1991年セイム(Sejm、ポーランド下院)議員に当選。1995年大統領候補。2000年から2001年まで法務大臣。2002年からワルシャワ市長。
2005年には、大統領選挙に出馬を表明。